“トラバサミでケガのネコ”飼い主探す一方、ワナをしかけた人物も捜査 だれが何の目的で…釧路市
北海道釧路市で、トラバサミのようなワナにかかったネコが保健所に保護され、飼い主を探しています。
2024年4月1日、午後5時半頃、釧路市大楽毛西2丁目の路上で、左前足をワナに挟まれた状態で、けがをして逃げ回っているネコを近所の人が見つけました。
ワナは長さ18センチほどの金属製で、警察は動物愛護法や鳥獣保護法に違反している可能性もあると見て、ワナを置いた人物などを捜査しています。
トラバサミは中央の板に獲物の足が乗ると挟まれる仕組みのワナで、2007年からは鳥獣保護法の改正で狩猟での使用が禁止されています。
ネコは保護された後、足先が欠損しましたが、動物病院で治療を受け、11日現在、痛がる様子や脱水症状もなく、エサも食べ歩ける状態です。
ネコは2~3歳のオスで毛並みは良く、首輪はしていませんが、人におびえる様子はないということです。
釧路総合振興局は、2週間程度は飼い主などの情報提供を呼びかけ、見つからなければ引き取り先を探す方針です。
【連絡先】釧路総合振興局環境生活課 0154-43-9155