真冬に雨が…気温上昇でぐちゃぐちゃ路面「ヤバイです」 あすは一転して真冬日予想 北海道
(宮崎アナウンサー)「車は音を立てて水しぶきも上がっています。いまの気温は5度。きのうに比べて暖かさすら感じます」
12日の北海道は南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、ほとんどの地域でプラス気温となりました。
札幌の最高気温は4.6度で3月中旬並みに。
季節外れの暖かさで、コートを脱いで歩く人の姿もみられました。
(宮崎アナウンサー)「札幌市内いまは雨が降っています。石山通の交差点には大きな水たまりが出来ていて、横断歩道を渡ろうにも水たまりが避けられません。車も水しぶきを上げながら走っています」
気温上昇の影響で大きな水たまりができ、横断歩道を渡る人は慎重な足取りで水たまりを渡っていました。
(犬の散歩中の人)「ヤバいですね、ぐちゃぐちゃで。水たまりがあると(犬を)抱っこしないといけない」
この横断歩道では水たまりを解消するために、排水溝のまわりで氷を割る作業も行われていました。
また、市の中心部では落雪による事故もありました。
(石黒記者)「女性が歩道を歩いていた際に、ビルから雪が落ちてきたということです」
事故があったのは札幌市中央区南1条西8丁目で、午前8時50分ごろ、15階建てのビルから落ちてきた雪が、通勤のため歩道を歩いていた29歳の女性の頭に当たりました。
女性は頭の痛みを訴え、病院で手当てを受けています。
道北の苫前町。
気温が上昇したため、町内では住宅の屋根からの落雪が相次いでいました。
(苫前町民)「(雪が)とけてきたらおっかない。とけてしばれてきたら」
最高気温が3.0度まで上がった小樽市では、午後から断続的に雨が降っていて、観光客は傘をさしながら小樽運河などを散策していました。
(茨城県から来た人)「きのうの雪は良かったがきょうは雨まじりで…」
(三重県から来た人)「傘は持ってきていません」
(記者)「大丈夫ですか?」
(三重県から来た人)「なんとか」
13日は一転して寒気が強まり、道内は広く真冬日になる予想です。
体調の管理や路面状況の変化などに注意が必要です。