「危険なので窓を開けないで」走行中の列車の前にクマが…線路上に出没 北海道で目撃相次ぐ
週末の北海道はクマの目撃が相次ぎました。
士別市では線路内をクマが走り、渡島の木古内町では走行中の車にクマが接触しました。
(アナウンス)「当列車、窓が開くことがあります。非常に危険ですので、窓を開けないでください」
22日午後0時半ごろ、乗客が列車の中から撮影した動画です。
線路の上をクマがまっすぐに走っています。
JR北海道によりますと、22日午前11時半に旭川駅を出発し、士別市の多寄ー瑞穂間を走行していた快速列車が、線路上に出没したクマと遭遇しました。
列車はスピードを落として走行し、まもなくクマは線路の外に逃げて行ったため、事故や運行への影響はありませんでした。
また、木古内町大川の道道でも22日正午ごろ、江差方向から木古内方向に走行していた乗用車が、道路の左脇の藪から飛び出してきたクマと接触しました。
乗用車には運転手の40代女性と息子が乗っていましたが、けがはないということです。
警察官によると、目撃現場からおよそ500メートル離れた木古内町中野でクマのフンを発見したということで、警戒を強めています。