求刑は「懲役6年」5200万円盗んだJA大樹町の元職員の女、涙声で「死ぬまで罪は消えない」
十勝のJA大樹町で勤務していた元職員の女が、顧客の口座を無断で解約し多額の現金を盗んだ事件の裁判が帯広で開かれ、検察側は懲役6年を求刑しました。
窃盗の罪に問われているのはJA大樹町の元職員仲沢明穂被告(28)です。
仲沢被告は2022年3月からおよそ2年間で、30回に渡り顧客の口座を無断で解約し、現金5200万円あまりを盗んだとして起訴されています。
きょう(2025年1月28日)開かれた裁判で、検察側は勤務先の信用を落とし、盗んだ金はブランド品や交際相手との旅行などに使ったなどとして、懲役6年を求刑しました。
一方の弁護側は、被害の弁済や更生を誓っているなどとして寛大な判決を求めました。
最後に仲沢被告は「死ぬまで罪は消えないという意思を持って生きたい」と涙声で話しました。
最終更新日:2025年1月29日 10:23