駅を出たら…新・オフィス!そこはかつての「娯楽の聖地」札幌新時代オフィスビルその“仕掛け”
かつて「娯楽の聖地」として市民に親しまれてきた「スガイディノス札幌中央店」の跡地に、最新のオフィスビルが完成し、内覧会が開かれました。
なぜ「オフィスビル」が建てられたのでしょうか。
(山本記者)「豊水すすきの駅を降りてすぐのこちら。遊んで食べてのすすきのに新たに働くオフィスビルが仲間入りです」
ガラス張りの外観が特徴的な地上13階建ての建物。
2024年11月に開業する最新の賃貸オフィスビル「コネクトサッポロ」です。
2階から13階までオフィスエリアとなっていて、ワンフロアがおよそ230坪の広さです。
さらに、自慢なのが13階からの眺めです。
(山本記者)「最上階の窓からはココノススキノなどすすきの一帯を一望することができます」
このオフィスビルが完成したのは札幌の中心部・南3条西1丁目。
ボウリングやゲームセンター、映画館など昭和から平成、令和にわたって「娯楽の聖地」として市民に親しまれてきた「スガイディノス」の跡地です。
スガイディノスは1968年から複合娯楽施設として50年にわたって営業してきました。
しかし、建物の老朽化などにより2019年に閉館。
スガイディノスの閉館から5年、大型賃貸オフィスビルへと姿を変えました。
しかし、なぜこの場所に「オフィスビル」だったのでしょうか。
(東急不動産 札幌支店 小野公嗣さん)「働くこととプライベートの境界線がどんどんあいまいになってきているので、この立地はすぐに食べに行けたり、すすきのにも近いということで楽しみが近くにある場所で働けるといったところが、新しい働き方の提案につながると思い、こういう立地に建てた」
“楽しみ”がすぐ近くにある場所に働ける場をー
という狙いがありました。
そして、こんな工夫もー
(東急不動産 札幌支店 小野公嗣さん)「柱と柱の間で区切ることができる。スモールスタートをしたいという方のニーズにこたえるために、25坪という最小のサイズもある」
エントランスのオープンスペースにはベンチなどが設置され、地域住民などの憩いの場としても活用されます。
(東急不動産 札幌支店 小野公嗣さん)「今後キッチンカーが出てきたりそういったところで賑やかさをつくったりやっていければいいなと思う」
時代に合わせたニーズを取り込みながら、札幌中心部の街並みはさらに変わりつつあります。