「驚きと残念」八代亜紀さん死去 北海道でも個展やサイン会 道民から悲しみの声
昭和54年「舟唄」、昭和55年「雨の慕情」など数々のヒット曲で知られる歌手の八代亜紀さんが亡くなったことをうけ、北海道でも悼む声が聞かれました。
STVホールで歌う、ありし日の八代亜紀さん。
去年9月に膠原病と診断されたことを公表し、活動を休止して療養を続けていました。
昭和56年に製作された映画「駅 STATION」のロケ地にもなった増毛町の観光案内所では、居酒屋のセットが再現されています。
居酒屋のテレビから八代さんの「舟唄」が流れるなか、店主が刑事とカウンターで肩を寄せ合い心を通わせる…
日本映画史に残る名シーンです。
(増毛町商工観光課 斉藤博教主事)「(舟唄を)かなり聴いているので誰もお客さんがいないときは口ずさんでしまったりしますね。朝のニュースで(死去を)知ったのですが驚きました。非常に残念に思います」
また、八代さんはSTV・どさんこワイドなど北海道のテレビやラジオにも数多く出演したほか、札幌市内のデパートで自らの絵画の個展やサイン会を開くなど、道内にもゆかりがありました。
(増毛町民)「いや~、がっかりした。びっくりとがっかりした。八代亜紀さんの歌が好きだから」
(増毛町民)「八代亜紀の大ファンです。まさかそんなに簡単に死ぬとは思わないからね。かわいそうだなと思う」
葬儀は八代さんの強い遺志によりスタッフのみで執り行われ、後日お別れの会を開く予定だということです。