「晴れているのに寒い」日中も厳しい冷え込み “つるつる路面”で事故相次ぐ 北海道
北海道内は強い寒気が流れ込んだ影響で、日中も厳しい冷え込みとなっています。
この影響で各地では路面凍結による事故が相次いでいて、スリップや転倒などに注意が必要です。
原型をとどめないほど大きく潰れ、さらに天井までも剥がれた1台の乗用車。
事故があったのは胆振の安平町の国道234号です。
午前8時半ごろ、苫小牧方向に走っていた乗用車と反対車線のトレーラーが正面衝突する事故がありました。
消防によりますと、この事故で乗用車を運転していた男性が意識不明の重体で病院に搬送されました。
事故当時、路面は圧雪アイスバーン状態で、トレーラーの車線で事故が起きていたことから、警察は乗用車がスリップしたとみて事故原因を調べています。
また、札幌市清田区でもトレーラーがガードレールに接触し、道を塞ぐ事故がありました。
警察によりますと、トレーラーはスリップした可能性があるということです。
道内各地で相次ぐスリップ事故。
原因は“つるつる路面”です。
9日から10日にかけて道内全域には寒気が流れ込み、朝から厳しい冷え込みが続いています。
最高気温は北見で氷点下6.4度のほか、稚内で氷点下4.8度、札幌でも氷点下3度などにとどまり、日中でも暖まらず厳しい寒さの1日です。
(マチの人)「晴れているのに風がめっちゃ冷たいからすごい寒いです」
また、道北の留萌市幌糠では道内で今季初めて2メートルを超える積雪を観測。
多くの市民が雪かきに追われました。
(留萌市民)「こんな年初めてですね。これだけ雪が降られると歳が歳ですから大変です」
(留萌市民)「朝から晩までって感じで(雪かきを)やっていますね」
冷え込みはこの後、道東を中心にさらに強まり11日朝まで続く見込みです。
路面凍結によるスリップ事故や転倒に注意が必要です。