「ヒズボラ司令官を殺害」イスラエル軍、レバノン首都ベイルート攻撃
イスラエルは30日、レバノンの首都ベイルートを攻撃しました。27日にイスラム教シーア派組織ヒズボラが仕掛けたとするロケット弾による攻撃への報復だとしています。
地元メディアによりますと、イスラエルは30日、レバノンの首都ベイルート南部の郊外を空爆したということです。イスラエル軍は声明を発表し、ゴラン高原への攻撃に対する報復として、ヒズボラの司令官を殺害したとしています。ロイター通信はレバノン保健相などの話として、この攻撃で子ども2人を含む3人が死亡、74人がけがをしたと伝えています。
イスラエルが占領するゴラン高原では27日、ロケット弾がサッカー場を直撃し、子どもら12人が死亡したことから、イスラエルは“ヒズボラの攻撃だ”として厳しい報復を行う姿勢を示していました。
アメリカのホワイトハウスは30日、声明を発表し、「イスラエルの安全保障に対するアメリカの関与は揺るぎない」と強調した上で、「外交的解決に取り組んでいる」としています。