サッカー場にロケット弾、12人死亡 ネタニヤフ首相「重い代償を支払うことになる」 ヒズボラは攻撃への関与を全面的に否定
イスラエルが占領しているゴラン高原のサッカー場にロケット弾が直撃し、12人が死亡しました。
イスラエル軍は27日、レバノンの方向から発射されたロケット弾の一つが、ゴラン高原のサッカー場に直撃したと発表しました。
イスラエルメディアによりますと、10歳から20歳の12人が死亡、30人以上がけがをしていて、軍の報道官は、去年10月以降、イスラエルの市民を標的にした「最も深刻な攻撃だ」と非難しています。
イスラエル軍は着弾したロケット弾はイラン製で、イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」による攻撃とみて「報復を準備している」と明らかにしました。
一方、ヒズボラは攻撃への関与を全面的に否定しています。
この攻撃を受けて、訪米中のイスラエルのネタニヤフ首相は、帰国を前倒しするとともに「この攻撃を見過ごさない。ヒズボラは重い代償を支払うことになる」と話したということです。
またカッツ外相も「ヒズボラは越えてはいけない一線を越えた。全面戦争の時が近づいている」と発言するなど、イスラエルとヒズボラの間で緊張が高まっています。