イスラエル・ネタニヤフ首相、米議会で演説 軍事支援継続を訴え
イスラエルのネタニヤフ首相が24日、アメリカ議会で演説を行いイスラム組織ハマスなどを壊滅させるためアメリカの軍事支援の継続を訴えました。
アメリカ議会を訪問したネタニヤフ首相は24日、議会幹部と会談後に演説しハマスを支援するイランを共通の敵として位置づけた上でアメリカとイスラエルの結束を呼びかけました。
イスラエル ネタニヤフ首相「アメリカとイスラエルは共に立ち上がらなければならない。アメリカの軍事援助を迅速に行うことでガザでの戦争終結を劇的に早め、中東に戦争が広がることを防ぐ」
議場では共和党議員からは拍手が起こりましたが、アクシオスによりますとイスラエルによるガザ地区への攻撃に反発するおよそ半数の民主党議員が演説を欠席したということです。出席した民主党のパレスチナ系の議員が「集団虐殺の罪」と書かれた札を示し抗議する場面も見られました。
一方、議会の周辺では、数千人が集まりネタニヤフ首相の演説に抗議するデモが行われました。
デモ参加者「ネタニヤフ首相の訪問はプロパガンダだ。彼の意図はアメリカ国民に大量虐殺が許されるものであると信じ込ませてだますことです」
一部のデモ隊に対し地元当局が催涙スプレーとみられるものを使用する場面もありました。