ネタニヤフ首相「完全に勝利するまで戦い続ける」 イスラエルとハマスの戦闘に改めて強硬な姿勢示す
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まって14日で100日となるのを前に、ネタニヤフ首相は「完全に勝利するまで戦い続ける」と述べ、改めて強硬な姿勢を示しました。
ロイター通信によりますと、ネタニヤフ首相は13日、戦闘開始から14日で100日となるのを前に、テレビ演説を行いました。「ハマスのせん滅と人質の解放、そしてパレスチナ自治区ガザ地区がイスラエルの脅威でなくなるという目標を達成し、完全に勝利するまで、我々は戦いを続ける」と述べ、ハマスとの戦闘を継続する考えを改めて示しました。
また、ガザ地区での攻撃がジェノサイド(=集団殺害)にあたるとして、ICJ(=国際司法裁判所)に提訴されたことや、イエメンの親イラン武装組織・フーシ派が船舶への攻撃を続けていることに触れ、「ICJであれ、“悪の枢軸”であれ、誰も我々を止めることはできない」と述べ、強硬な姿勢を示しました。
ガザ地区の保健当局は、これまでの死者が2万3843人に上ったとしています。