ガザ地区攻撃「ジェノサイド」と南アが提訴…国際司法裁で訴訟の審理始まる
パレスチナ自治区ガザ地区へのイスラエル軍の攻撃が「ジェノサイド」=集団殺害にあたるとして、南アフリカが提訴した訴訟の審理が11日、オランダ・ハーグのICJ=国際司法裁判所で始まりました。
ICJ=国際司法裁判所によりますと、南アフリカは、イスラエル軍がガザ地区でおこなっている大規模な攻撃は、ジェノサイド条約に違反しているとして、去年の末にICJに提訴しました。
11日の審理では、南アフリカがICJに対して、イスラエルに軍事作戦の即時停止を命じるよう求めました。
ロイター通信は、イスラエル政府は南アフリカの主張に対して、「根拠がない」と反論していると伝えています。また、軍事作戦の停止を求める南アフリカの要求に対しては、すぐに結論が出る可能性がありますが、ジェノサイドにあたるかどうかについての結論を得るまでには、何年もかかる可能性があるとしています。