イスラエルが兵員削減へ「より標的絞った作戦に移行」
イスラエル軍の報道官は、8日、パレスチナ自治区ガザ地区でのイスラム組織ハマスとの戦闘について、「標的を絞った作戦に移行し始めている」と述べました。
ガザ地区での戦闘をめぐっては、ハマス側はこれまでに民間人を含む2万3000人以上が死亡したとしていて、アメリカなどは、イスラエルに対して「民間人の犠牲を防ぐ努力が必要だ」と呼びかけています。
こうした中、イスラエル軍のハガリ報道官は、アメリカのニューヨークタイムズの取材に対し、「作戦はより標的を絞ったものに移行し始めている」と述べました。また、作戦に従事する兵員を削減し、空爆の回数も減少させる予定だとしています。
一方、イスラエルと攻撃の応酬が続いているイスラム教シーア派組織ヒズボラの司令官が、8日、レバノン南部で死亡しました。レバノンの国営通信は、イスラエル軍の空爆によるものだとしています。
司令官の死亡を受け、ヒズボラ側が攻撃を激化させる可能性があり、緊張が高まっています。