“常に満車”丘珠空港に朗報!8月から200台臨時駐車場設置…背景に利便性向上で利用客急増
利用者が増加し、月の半分は駐車場が満車となっている札幌丘珠空港について、札幌市は2024年8月から新たに臨時駐車場を設置する方針です。
(吉岡記者)「札幌丘珠空港の駐車場です。全部で300台以上収容できる大きな駐車場ですが、車がびっしりと停まっています!」
きょう(2024年7月5日)札幌丘珠空港の駐車場を見てみるとー
平日にもかかわらず367台分の駐車場がほとんど埋まっていました。
丘珠空港は札幌都心部からおよそ6キロ、車で20分というアクセスの良さとー
新規路線の就航や増便などによって利便性が向上しています。
2023年度の利用者は、前年度から4割増えておよそ43万9000人。
49年ぶりに40万人を超えました。
(空港職員)「曜日によるんですけど、早い時だと10時くらいから満車の状態。駐車待ちの列がずらっと並んで道路の方まで出る」
空港内の駐車場は、2024年4月以降、月の半分は満車になるほどひっ迫していて、夏のピーク時にはより一層増えることが予想されています。
そこでー
(吉岡記者)「丘珠空港からおよそ2.5キロ離れたこの場所が、臨時駐車場の予定地です」
札幌市は実証実験として、8月中旬から2か月の間、百合が原公園近くの市の土地に200台規模の無料駐車場を設置します。
空港からおよそ2.5キロ離れているため、空港と臨時駐車場の間は無料で送迎します。
また、8月1日から1か月は北都交通の協力を得て、地下鉄栄町駅と空港を結ぶバス路線を新たに運行し、混雑の緩和を図ります。
(札幌丘珠空港ビル 菅原直樹総務部長)「たくさん利用していただくのは空港関係者としてはありがたいことですし、我々現場サイドもしっかり対策を講じていきたいと思っております」
札幌市は今後、年間の利用客数をいまの2倍以上となる100万人を目指していて、利便性向上に向けた取り組みが引き続き求められます。