半数以上が外国人「想像するより難しかった」そば打ち体験が人気 大みそかの“年越しそば”
皆さんは大みそかに食べる「年越しそば」はどうしていますか?
札幌では道内のそばが一堂に集まるイベントが開かれているほか、そば店が開催している手打ちそばの体験も人気となっています。
「細く長い」ことから、食べると厄払いをし、長寿や健康などの縁起を担ぐとされる「年越しそば」。
(店員)「年越しそばいかがですか?」
年末も近づき、札幌で27日から2日間限定で開催されたのは、道内各地で生産された「年越しそば」を販売するイベントです。
会場では“そば”の産地で有名な幌加内町や新得町をはじめ、数量限定で“幻の黒いそば”と言われる音威子府村のそばなどが並んでいます。
(客)「幌加内町や新得町はいつも聞いているけど、音威子府はあまり聞かないので珍しくて買いました」
(客)「音威子府のそば。年越しそばを食べて来年いい年にしたいなと思います」
年末は大忙しだという札幌市内のそば店です。
こちらではつなぎの小麦粉が2割、そば粉は8割の「二八蕎麦」が食べられます。
その手打ちそばの味はー
(藤得記者)「適度にコシがあってのど越しもとても良くて美味しいです。鼻から抜けるそばの香りも楽しめます」
こちらの店ではそば打ちの体験もできます。
この日は北海道に初めて観光でやってきたシンガポール人の親子が“そば”を打っていました。
(手打ち蕎麦 もんど 向井拓代表)「手を入れて混ぜてください」
そば打ちの体験をするのは外国人がおよそ6割、日本人はおよそ4割と、国内外の観光客に人気といいます。
(体験した観光客)「自分が想像するより難しかったです。もっと簡単だと思っていました。私たち(の文化では)手でそばを作らないんだ。店から買うよ。どうやって作るのかわからなかったよ」
熱心にそばを打っているのは、料理好きという13歳の男の子です。
自分で打った“そば”をその場で茹でて食べて大喜びでした。
(体験した観光客)「自分で作ったものだからおいしいです。自分の息子も作ったから」
このそば打ち体験は予約制で、1人4500円から参加することができます。
すでに年内の予約は埋まっているといいます。
(手打ち蕎麦 もんど 向井拓代表)「打ち立てをその場で食べられた時に、感じたことのない美味しさを皆さん感じてくれている。ここで得た部分を家でも“そば”をふるまってもらえたらなと思います」
2024年の大みそかは道内各地の年越しそばや自分で打ったそばで1年を締めくくってみるのもいいかもしれません。