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計3200万円が着服された可能性も…後任が気づく 元会計取扱者57歳女逮捕 北海道洞爺湖町

2025年2月19日 20:52
計3200万円が着服された可能性も…後任が気づく 元会計取扱者57歳女逮捕 北海道洞爺湖町
北海道伊達警察署

北海道伊達警察署はきょう(2025年2月19日)、業務上横領の疑いで洞爺湖町のパート従業員・猪股美枝子容疑者(57)を逮捕しました。

猪股容疑者は2018年7月31日から2022年11月28日までの間、当時勤務していた洞爺湖町の社会福祉法人の預金口座から、24回にわたって現金合計470万7000円を引き出して着服し、横領した疑いが持たれています。

猪股容疑者は当時、法人の総務係長兼会計取扱者として経理事務を担当していて、口座の印鑑や通帳を管理していました。

警察によりますと、猪股容疑者は印鑑と通帳を使持ち出し金融機関で現金を引き出し、自分の口座に入金していたということです。

2023年の人事異動で、猪股容疑者から業務を引き継いだ後任者が、およそ70万円の使途不明金が引き出されていることに気が付き、着服が発覚しました。

その後、法人が警察に相談し、裏付け捜査を進め逮捕に至りました。

警察によりますと横領した金は法人の運用費で、洞爺湖町の補助金も含まれていたということです。

法人は2023年8月に猪股容疑者を懲戒解雇しました。

警察の調べに対し猪股容疑者は「横領したことは間違いない」と容疑を認めています。

これまでの法人の調査で、猪股容疑者は計3200万円を引き出していたことがわかっていて、警察が余罪を調べています。

最終更新日:2025年2月20日 10:34
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