黄色に染まる200万本のヒマワリ タネを使ったそばやソフトクリームも登場 北海道北竜町
「わがマチの金メダル」と題して、北海道各地の“金メダル級”の名物などをご紹介します。
1回目は、空知・北竜町のひまわりです。
夏の日差しを浴びて、金メダルさながらに輝くひまわりは、訪れた人の「目」だけではなく「舌」も楽しませています。
丘一面を黄色に染めるひまわり!
20ヘクタールを超える広大な敷地におよそ200万本が咲き、いま見ごろを迎えています。
(子ども)「りくの背超えてる。2mあるよこれ」
空知管内北竜町の「ひまわりまつり」会場には大勢の観光客が訪れ、マチの人が手塩にかけて育ててきたひまわりに魅了されていました。
(観光客)「見ごろで良かったです。ここのひまわりは一番好きです」
(観光客)「元気もらえますね。これだけキレイなの見ると」
魅力的なのは美しい風景だけではありません。
「ひまわりまつり」の期間中、町内の飲食店が提供する「手打ちそば」にはなんと、そばつゆにひまわりのタネが使われています。
店主が試作を重ねて出来上がったといいます。
(林記者)「ひまわりの種が入ったことで、つゆにコクと香ばしさがでていて、そばの甘味と合って非常に美味しいです」
ひまわりソフトクリームも人気メニュー。
粉末状のひまわりのタネが練り込まれ、やさしい甘さの中で感じられる香ばしさがたまりません!
ひまわりが北竜のシンボルになったのは、1980年までさかのぼります。
農協職員が旧ユーゴスラビアで目にしたひまわり畑に感動し、減反で休耕していた農地などに作付けを始めたといいます。
その後、ひまわりはすっかり町のシンボルとなり、ひまわりまつりも2024年で38回を数えるまでになりました。
(北竜町ひまわり観光協会 髙田幸男会長)「本当に38回だけあって、ことし最高の花が咲いています。黄色というのは健康色というか癒しの色でもあると思うので、大満足して帰っていただきたいと思っています」
きれいに咲くように、見た人が元気になるようにと花の一輪一輪に込められたマチの人の思いは、まさに金メダル級です。
北竜町のひまわりまつりは8月18日まで開催されています。