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えさん漁協…今季のウニ漁は再開せず タンカー座礁事故で重油漏れ影響…漁期も残りわずかで決断

2025年1月24日 19:31
えさん漁協…今季のウニ漁は再開せず タンカー座礁事故で重油漏れ影響…漁期も残りわずかで決断
今月16日調査の様子

2025年1月6日、函館市恵山岬の沿岸でタンカーが座礁し、燃料の重油が流出した事故で、出漁を見合わせていたウニ漁について地元の漁協は、今季の漁再開を見送ることを決めました。

えさん漁協によりますと、きょう(2025年1月24日)午後、地元の漁業者に対し、タンカー座礁による被害や、水産物への影響についての説明会を開いた際、漁業者からも意見を聞き、今期のウニ漁は行わないことを決めたということです。

えさん漁協などは16日と17日に、タンカーが座礁した岩場付近や周辺海域で被害調査を行っていて、ウニやアワビ、海藻などに油の付着がないことを確認していました。

しかし、ウニ漁の漁期が残り少ないことや、現場付近で油のにおいがすると感じている漁業者もいることなどから、漁の再開を見送ることにしました。

漁協では今後も座礁や重油の流出による影響がないか、定期的に調査を続けることにしています。

最終更新日:2025年1月24日 19:31
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