【地震の影響】新潟県の被害状況 19人が軽傷 住宅被害は32棟 断水や減水は新潟市や佐渡市で1100戸あまり (2日午前11時現在)
新潟県は2日、災害対策本部会議を開き、県内の被害状況について発表しました。
(2日午前11時現在)
県によりますと、元日に発生した能登半島地震により県内で19人が軽傷、住宅被害は32棟に上っているということです。
けがをした人の内訳は上越市で5人、長岡市と糸魚川市で4人、新潟市で2人などとなっています。
また住宅は一部損壊が32棟で、五泉市で14棟、上越市で11棟、糸魚川市で5棟などです。
2日午前11時現在で、孤立している集落などはないということです。
このほか、主なライフラインの状況です。
県内では、新潟市や佐渡市で断水や水が出にくくなる減水が発生しています。
2日午前9時半時点で、断水や減水は新潟市で437戸、佐渡市で670戸となっています。
ガスは、北陸ガスによると新潟市西区や中央区などでガス漏れの通報が約150件あったということで、さらに数十件の対応を行っているとしています。
電気は、東北電力ネットワークによりますと2日午前11時30分時点で新潟市西区で約30戸、上越市で約80戸が停電しています。
また県内で携帯電話サービスが利用できない、または利用しづらい状況が一部の地域で発生しています。
このほか、三条市や小千谷市などでは、一般廃棄物処理施設で構内道路の陥没などの被害が、また新潟空港や佐渡空港では施設の一部で被害が出ているということです。