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「人の役に立ちたい」 新潟市の高校生がアフリカ・タンザニアへ ストリートチルドレンへの支援活動を知事に報告 《新潟》

2024年9月13日 19:28
「人の役に立ちたい」 新潟市の高校生がアフリカ・タンザニアへ ストリートチルドレンへの支援活動を知事に報告 《新潟》

この夏、新潟市の高校生がアフリカ・タンザニアへ渡り、ストリートチルドレンへの支援活動を行いました。原点にあるのは「人の役に立ちたい」という思い。行動することでかたちに変えてきました。

この日、知事室を訪れたのは新潟明訓高校の2年生・スティーン花怜さんです。7月24日から約1か月間、ストリートチルドレンへの支援活動を行ったことを知事に報告しました。新潟から向かったのはアフリカのタンザニアでした。

〈新潟明訓高校 スティーン花怜さん〉
「道端で寝ているのですが袋に被って寝ていて、その写真がすごく衝撃的なのでお見せしたいのですが、この袋の中に入っているのが子どもたちなんですよ」


道端に転がる袋。
子どもたちはこの袋の中に入り寒さをしのいでいるといいます。

スティーンさんは去年、途上国で医療に携わりたいという思いから学生ボランティアに応募しタンザニアに渡りました。

しかし……

〈新潟明訓高校 スティーン花怜さん〉
「去年行ってみて私が力になれたことがあったのかなってすごく心残りがあって」

現地で目の当たりにして衝撃的だったというストレートチルドレン。

背景に貧困があると考えたスティーンさんは、帰国後にNGO団体を立ち上げ、根本的な解決の道を探ることに。実態を把握するため、ことし2度目の渡航を決めたのでした。

〈新潟明訓高校 スティーン花怜さん〉
「食糧支援で関わっていくことはもちろんですがそのことだけに重きを置くと一時の支援にしかならずに私が帰ってからはまた子どもたちがご飯を食べられない状況になるので」

そこで行ったのが現地の大学生への授業。

スティーンさんが帰国後も現地の人たちだけで支援活動が行えるように、ノウハウを教えたということです。

報告を受けた花角知事はスティーンさんの活動にエールを送りました。

〈花角知事〉
「行動力には本当にびっくり驚くような行動力だと思う。どう広がりを仲間をつくっていくかということですね」

〈新潟明訓高校 スティーン花怜さん〉
「ボランティアって難しくてそれが本当に役に立つのか、それともボランティアしている自己満足で終わるのかというのはそれがとにかくいつも怖くて、ちょっと足りないなというのは改善してそういうことは現地でもやっていました。人の役に立ちたいと常日頃思っていて、短い人生なのでいまのうちからやりたいという気持ちがある」

行動することで道を切り開いていく。高校生の挑戦は続きます。

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