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スクールランチ給食でアレルギー事故 枝豆フライを食べた生徒1人が症状を発症 給食の予約時にアレルギー原因物質の情報記載が欠落 《新潟》

2024年9月11日 18:47
スクールランチ給食でアレルギー事故 枝豆フライを食べた生徒1人が症状を発症 給食の予約時にアレルギー原因物質の情報記載が欠落 《新潟》

新潟市で中学校の給食を食べた生徒1人がアレルギー症状を発症する事故がありました。

アレルギー事故があったのは新潟市西区の小針中学校です。
新潟市教育委員会によりますと、10日正午過ぎに給食の「枝豆フライ」を食べた1年生の男子生徒1人が午後2時30分頃に、のどのかゆみや腹痛を訴えました。
男子生徒は保健室で休んだ後、保護者とともに帰宅し症状はなくなり、11日は登校しているということです。男子生徒には「乳」「卵」のアレルギーがあったということです。

小針中学校では家庭からのお弁当と複数メニューから選べる給食を併用したスクールランチ給食を実施していて、給食は市のホームページにアレルギー原因物質含有情報を掲載し、それを参考に生徒や保護者が予約して給食を食べる方式で、現在、新潟市の中学校では28校で導入されています。

小針中学校で提供された給食の“枝豆フライ”には「乳」「卵」が含まれていましたが、市のホームページで公開したアレルギー情報に記載が欠落していたことから、男子生徒が予約し、給食を食べていました。

アレルギー原因物質を含む情報の表示に誤りがあったのは西区・中央区のスクールランチを実施する8校です。

小針中学校以外で、症状を発症した生徒は11日午後6時半時点で確認されていません。

枝豆フライを予約した生徒は8校で720人いました。このうちアレルギーをもつ生徒の状況について教育委員会で確認していて、これまでに複数人いたことが分かっていますが、さらに調査を進めているということです。

市は再発防止のため、スクールランチ提供業者に対し、教育委員会へ提出するアレルギー原因物質含有情報の記載について確認の徹底を指示し、情報を掲載する際はその食材メーカーが作成する食品成分配合表と突合して確認を徹底するとしています。

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