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三面川でサケの初漁 新施設もオープンしにぎわう 豪雨被害を乗り越え 《新潟》

2024年10月21日 19:45
三面川でサケの初漁 新施設もオープンしにぎわう 豪雨被害を乗り越え 《新潟》

ことしもサケが戻ってきました。おととしの豪雨で被害を受けた村上市の三面川で10月21日からサケの漁が始まりました。さらに新たな施設もオープンし買い物客でにぎわいました。

村上市の三面川で21日から始まったのは伝統のサケ漁です。

(リポート)
「川幅一面にはられたウライという仕掛けの柵、おととしの豪雨の影響で崩れていましたが、ことしは直りこちらのような仕掛けの柵を今年は2つ設置することができるようになりました」

おととし、村上市を襲った豪雨では三面川の基盤が崩れる被害が発生。例年なら2つ設置する落としかごを去年は1つしか設置できませんでした。

豪雨後2年目となる21日のサケ漁。被災前同様、2つの“落としかご”を設置したものの、21日に水揚げされたサケは3本だけ。
例年の最初の漁で100本ほど獲れるサケですが、雨が少なかった影響で川の水位が低いことから“不漁”となっていました。

獲れたサケは21日オープンしたばかりのサケの採卵や加工販売などをする新たな施設へ。重さをはかって金額がつけ、別の手法でとれたサケと合わせ店頭に並べます。

その頃、店の外は今か今かと待ち望んでいた買い物客で大賑わい。

旬の味は飛ぶように売れていました。

〈訪れた人〉
「えっと…メスです。山口から来ました。他のサケと味がちょっと違うような気がします」

この日、一番高価なサケを買ったという男性は…

〈購入した人〉
「私みたいに太ったサケ、脂のっておいしいかなと思って(買った)。メスだからハラコを醤油漬けにして食べます。秋はこの辺は空気もおいしいしサケもおいしいし、早く起きてきたかいがありました」

〈三面川鮭産漁業協同組合 平田茂伸 副組合長〉
「待ちに待ってたこの日ですよね。期待してました。期待していたんですけど釣果的には寂しいような釣果でしたけど今回2年ぶりに180mのウライが完璧に設置されておとしかごも2つ設置したのできょうはダメでしたけど今後に期待できると思います」

豪雨を乗り越え通常の景色を取り戻しつつある村上市の三面川。

このサケ漁は12月中旬まで続きます。

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