柏崎刈羽原発再稼働の是非問う 県民投票求め14万筆超「本請求」
柏崎刈羽原発の再稼働の是非を県民投票で決めるよう求めている市民団体が27日、14万筆以上の署名を県に提出しました。県民投票を行うかどうかは、4月の県議会臨時会で採決されます。
箱いっぱいに詰まった署名を手に行進するのは、市民団体「県民投票で決める会」のメンバーです。27日、県庁を訪ね、県民投票の実現を目指す「直接請求」を行いました。
〈「決める会」世話人 水内基成さん〉
「柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票条例案を本提出、本請求をさせていただきます。よろしくお願いします」
県民投票を求めて集まった署名は14万3,000筆余り。「決める会」が直前に開いた決起集会には原発再稼働を争点のひとつにして知事選に出馬した元県議の姿も…
〈池田千賀子元県議〉
「原発立地県でありながら原発の怖さを少し忘れていた。能登半島で地震があって逃げ場がなかったそうだったじゃないか」
県議会では2013年にも原発再稼働をめぐる県民投票条例案が審議されています。当時は「原発の再稼働は国が責任をもって判断すべき。県民投票はなじまない」といった理由から否決されました。
〈「決める会」世話人 水内基成さん〉
「会派でまとまって賛成反対を決めるというよりも特に最大会派の自民党さん、きちんとひとりひとりが賛否を表明できるかたち住民を背負ってひとりひとりの県議が判断をしていただきたい」
花角知事は原発の再稼働の是非について、「県民の信を問う」としていて、「決める会」は28日、知事と面談します。