300年以上続く伝統野菜「寄居かぶ」 育てた小学生が収穫に挑戦 一時は絶滅の危機も 《新潟》
300年以上続く伝統を守るため栽培してきました。新潟市の小学生がこれまで育ててきた伝統野菜・寄居かぶの収穫作業に挑戦しました。
土の中からひょっこりと白く美しい姿をのぞかるのは新潟市の伝統野菜・寄居かぶ。
11月26日、収穫作業に挑戦したのは白山小学校の4年生です。
〈児童〉
「楽しい、ポコッと抜けるので」
「とれました!」
9月に種をまいてから欠かさず水やりを行ってきた子どもたち。立派に育ったかぶを手に大きな歓声を上げていました。
〈児童〉
「最初はすごく小さくて大きく育つか心配でしたが毎日水やりとか肥料をまいていたら大きく育ったのでよかったです」
新潟市寄居地区に300年以上前から伝わる寄居かぶ。歯ごたえのよさと甘みが特徴ですが都市化で生産者が減少するなど一時は絶滅の危機に。
地域に伝わる伝統野菜を守ろうと白山小学校では8年前から栽培に挑戦してきました。
〈児童〉
「300年の歴史があってこんなにおいしいものを食べられるのが嬉しい」
「みんなで育てたカブなのでおいしくなったと思います。食べたときにすぐに“おいしい”と言ってほしい」
26日に収穫された約170個のかぶは地元の飲食店で調理され、特別メニューとして提供されます。