補助金の支払い誤り 高温・渇水対策支援で26件 最大60万円の支払い超過 30万円の不足も 《新潟》
燕市の農業再生協議会は19日、農家に支払う補助金の支払いに誤りがあったと発表しました。
燕市は返還や追加支払いの手続きを進めています。
補助金は夏の猛暑対策として、コシヒカリからの品種転換や暑さに強い農作物を育てる農家を支援するものです。
コシヒカリからの品種転換などについては10アールあたり2000円以内、高温・渇水の影響が少ない作物の生産拡大に取り組む事業では10アールあたり5000円以内の支援が受けられるもので県が実施し、燕市の農業再生協議会が受け付けや支払いを任されていました。
事務局を置く燕市の農政課によると、本来は令和6年度産の「実績」ベースで支払います。しかし誤って、受け付けた「申請」ベースで支払ったということです。
農業に取り組む個人や団体43件から補助金が申請され、そのうち26件に誤りがありました。
最大60万円の支払い超過があった一方、30万円の不足もありました。
燕市は12月16日に補助金を支払い、県への報告のためにデータをまとめていたところ、翌日に誤りに気づきました。今後は「複数人での確認徹底など、再発防止に取り組む」としています。
燕市は対象者に経緯を説明し謝罪、返還や追加支払いの手続きを進めています。