気象庁によりますと台風１０号は、２９日午前８時ごろ鹿児島県薩摩川内市に上陸し、午前１０時４５分現在、熊本県天草市付近を１時間におよそ１５キロの速さで北へ進んでいます。
佐賀県、福岡県が暴風域に入ったということです。

台風の動きが遅いため、西日本を中心に長い時間にわたって、猛烈な風や猛烈なしけが続き、総雨量が多くなる見込みです。

新潟県内には９月２日から３日にかけて最も接近する恐れがあります。

また、西日本と東日本太平洋側を中心に、台風本体から離れた地域でも、暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が非常に不安定となっていて、厳重に警戒が必要です。


【線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間】
・九州南部・奄美地方
　　宮崎県、鹿児島県（奄美地方を除く）　３０日午前中にかけて
・九州北部地方
　　山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県　３０日午後にかけて
・四国地方
　　徳島県、愛媛県、高知県　３０日夜にかけて

鹿児島県では暴風や高波、高潮に、九州南部では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒が必要です。

（画像：気象庁ホームページより）