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【台風10号】進路予想 県内への接近・影響は… 気象予報士が解説

2024年8月28日 17:56
【台風10号】進路予想 県内への接近・影響は… 気象予報士が解説

■台風解説■
気象予報士:鈴木智恵
衛星画像非常に強い台風10号、台風中心の眼が昨日よりもくっきりと大きくなっています。こういう時は勢力を維持することが多く、要注意です。そして、台風から離れた東海にも活発な雨雲が見え、一部が県の南部にかかっています。

台風進路台風10号は鹿児島県の南の海上を 暴風域に巻き込みながらジョギングぐらいの速さで進んでいます。現在の中心付近の気圧が935ヘクトパスカルと、このあとこの勢力を保って九州に上陸する可能性が高くなっています。気象庁に記録のある上陸台風としては、過去最強クラスと言っていいほど。

その後は、向きを東に変えて県内に近づいてくる予想です。土曜日以降の予報円が大きく予報が定まっていませんが、例えば、土曜日、この進路のまま県内に近づくと、伊那谷や松本盆地などで、南風が強まる可能性があります。

予想雨量土曜日までの予想では、木曽地域で150ミリ以上300ミリ未満の予想。となると、木曽福島では8月ひと月分の雨があっという間に降ってしまう恐れがあり、土砂災害の危険がぐんと高まります。

このあとも最新の情報を確認しながら、柔軟に対策を進めていきましょう。

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