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廃止措置中の大飯原発1・2号機で大型機器の解体進む 完了は2048年度に

2024年8月28日 18:42
廃止措置中の大飯原発1・2号機で大型機器の解体進む 完了は2048年度に
1号機の高圧タービンのローターを取り外す(28日大飯原発)

廃止措置中の関西電力大飯原発1・2号機で第1段階に当たる大型機器の解体が進んでいて、廃炉作業の完了は2048年度を見込んでいます。

大飯原発1・2号機では2019年度から2048年度までの30年間を4つの段階に分けて廃炉作業が進められています。

現在は第1段階の「解体準備期間」にあたり、タービン建屋では28日、協力会社の社員が1号機の高圧タービンのローターの部分をクレーンで吊り上げ、架台に運んでいました。

大飯発電所(1・2号機担当)吉川博喜 運営統括長
「これから協力会社と一体となり、安全最優先でひとつひとつの作業を安全 丁寧に作業を進めたい」

大飯原発1・2号機の廃炉作業をめぐっては、およそ2万3000トンの低レベル放射性廃棄物が発生する見込みで、関西電力では他の電力事業者と連携して処分場の検討を進めています。

ローターの部分は直径およそ2メートル、長さおよそ9メートル、重さがおよそ58トンもあり、分解することができないため架台に積んだまま来年度中に搬出する予定です。

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