佐渡市の海岸で２０日、友人と海水浴に来ていた７６歳の男性が海底に沈んでいるのが発見され、救助後に病院へ搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。

死亡したのは埼玉県に住む７６歳の男性です。

佐渡海上保安署によりますと２０日午後０時２０分頃、男性は事故現場付近の海上で、同行者の友人男性に対し手招きする様子が確認されたのを最後に、姿が見えなくなったということです。

海岸で火起しなどして昼食の準備をしていた友人男性が、男性を救助しようと駆け付けたところ、水深約５メートルの海底に沈んでいる男性を発見、何度か引き揚げようと試みましたが救助できなかったことから午後１時すぎ、１１０番通報しました。

男性は消防隊によって午後２時頃、吹上海岸の沖合約４０メートル、水深約５メートルの海底から引き揚げられ病院へ搬送されましたが搬送時には心肺停止状態で、その後、死亡が確認されました。

男性は友人と２人で１９日から佐渡へ来ていて２０日午前、佐渡市下相川の吹上海岸で海水浴していたということです。
男性は水中メガネを着け、手に網を持って沖合の岩場へ泳いでいき、魚や貝などを採っていたとみられています。

現場付近で波はなく、４メートルの風だったということです。

海上保安署が事故の原因について調べています。