【裁判】息子を殺害した罪など 73歳男に懲役14年を求刑《新潟》
41歳の息子を殺害した罪などに問われている男の裁判員裁判で検察は懲役14年を求刑しました。判決は5月20日に言い渡されます。
三条市の阿久津正美被告73歳は去年3月自宅で息子と妻を殺害しようと包丁で刺し、息子を死亡させ、妻に全治3か月のケガを負わせた罪に問われています。
裁判では阿久津被告の責任能力の有無が大きな争点となっています。
検察側は15日、「一家心中を計画して一貫した行動をとっていることから善悪の判断や行動を制御する能力はある」と指摘。強固な殺意に基づく危険な犯行と断罪し懲役14年を求刑しました。
弁護側は「当時の阿久津被告の意思決定は抑うつ障害の影響を受けていたと医師が証言している」ことなどから、心神喪失の状態にあったとして無罪を主張しています。
判決は5月20日です。