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数年に一度の“最強最長寒波”再びピークに 県は災害対策本部を設置 降り続く雪に引き続き警戒 《新潟》

2025年2月7日 19:11
数年に一度の“最強最長寒波”再びピークに 県は災害対策本部を設置 降り続く雪に引き続き警戒 《新潟》

数年に一度と言われる寒波は7日夜、再びピークを迎えます。被害が生じるおそれがあるとして県は災害対策本部を設置しました。阿賀町には災害救助法が適用されました。降り続く雪に引き続き警戒が必要です。

自分の背丈ほどに積もった雪のなか学校へと向かう子どもたち。7日朝の上越市です。商店街総出で除雪作業に追われる様子も。7日も県内は雪が降り続き、午前9時までの24時間降雪量は阿賀町津川で45センチ、魚沼市守門で35センチでした。

こちらは魚沼市。住民は除雪に追われていました。

〈住民〉
「いやまいった。毎日だもん。1日に多い時は3回やってる」

こちらの男性は雪の季節に備えて暖房用の灯油を用意していました。

〈住民〉
「12月のクリスマスのころからこれ入れたんだけどこれで足りるか足らないかわからない」

居座り続ける「今季最強寒波」。連日の雪かきに住民もうんざりとした表情です。

〈住民〉
「いかがって、見ればわかるでしょ。道路の雪を片付けるのに早い人は5時ごろから来ました」

午後4時現在の積雪は魚沼市守門で319センチ、津南町で281センチ、十日町市で224センチなどとなっています。

被害が生じるおそれがあるとして県は豪雪災害対策本部を設置しました。長岡市や十日町市、阿賀町も対策本部を設置。十日町市は市の雪捨て場を一般に開放しました。市内では屋根からの雪が落ちないよう対策する人の姿がみられました。

〈住民〉
「出たやつを雪庇っていうんだけど落としてる」

市民生活にも影響が広がっています。こちらは上越市の食料品店。雪により物流が滞り、品薄となっていました。それでも徐々に回復してきているといいます。

日本海東北道では車3台が絡む事故があり、警察によりますと2人がケガをしているということです。この事故で一時、通行止めとなりましたが現在は解除されています。

平年の2倍以上積雪176センチを観測した阿賀町。県は7日、災害救助法を適用しました。現時点では家屋の倒壊などはありませんが、阿賀町が実施した屋根の除雪など費用を県と国が負担します。

〈住民〉
「もういい加減にしてもらわないとまだあんだけ(屋根に)上がってると1メートルはあるよね、あれ。腰痛くなる」

県内は8日にかけて山沿いを中心に平地でも大雪となるところがある見込みです。8日夕方までに雪の降る量は多いところで山沿いで80センチ、平地でも40センチと予想されています。

最終更新日:2025年2月7日 19:11
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