地震に便乗した悪質商法や義援金詐欺が相次いでいます。１月５日、新潟市西区では液状化現象による泥の処理に２０万円を請求されたと警察に相談がありました。

相談をしたのは新潟市西区に住む高齢女性です。

警察によりますと、１月４日、高齢女性の家に３０代から４０代くらいの私服を着た男女２人組が訪れ、「液状化による泥の処理をする費用は４、５万円程度」と持ちかけました。

高齢女性が応じ、泥を処理する作業は行われたといいますが、その後２人が強い口調で「費用は２０万円だ。領収書は出せない」と主張。

高齢女性はやむなく２０万円を支払ったということです。

作業を行った男女２人組は県外ナンバーの車を使用していたといいます。

警察は見知らぬ業者が来た場合はすぐに契約せず、不安な時は通報してほしいと呼びかけています。

能登半島地震の発生から５日目…いま地震に便乗した悪質商法や義援金詐欺が疑われる事例が消費者庁に寄せられています。

消費者庁によりますと地震など大規模な自然災害が発生したあとは、「住宅を無料で修理できる」などと偽り契約を迫るトラブルが多発…

また市役所などを名乗って電話をかけ、義援金をだまし取ろうとした事例も寄せれています。

消費者庁は「公的機関が各家庭に電話等で義援金を求めることは考えられない」として、義援金の使い道や募っている団体の活動状況をよく確認してほしいと呼びかけています。