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【地震】新潟県の被害状況 重軽傷42人、住宅被害は696棟に拡大 新潟市西区の漏水は500件超える(5日午後3時現在) 

2024年1月5日 16:13
【地震】新潟県の被害状況 重軽傷42人、住宅被害は696棟に拡大 新潟市西区の漏水は500件超える(5日午後3時現在) 
1月1日に発生した地震の被害状況について新潟県が5日に発表した最新情報によりますと、県内で42人が重軽傷、住宅被害は696棟となっていることが分かりました。(5日午後3時現在) 

重軽傷者42人の内訳は重傷5人、軽傷37人で、市町村別では新潟市で20人、上越市、長岡市でそれぞれ5人、糸魚川市で4人などとなっていて人的被害は8市で確認されています。

県内の住宅の被害は、全壊1棟、半壊10棟、一部損壊685棟で合わせて696棟に。住宅被害がもっと多いのは上越市で230棟、糸魚川市で197棟、新潟市で150棟など13市町で被害が確認されています。

新潟市では市内全域でブロック塀の倒壊がみられ被害は約90件に上っています。宅地の被害は新潟市や佐渡市、糸魚川市など県内6市で確認されています。

道路の状況です。
国道8号は上越市茶屋ケ原で土砂崩れによる通行止めとなっていて、復旧作業が続いています。
通行止め解除となるまで、高速道路を代替路とし以下の区間で通行無料となっています。
<無料通行が可能な区間>
北陸道 能生IC~北陸道 上越IC
北陸道 能生IC~上信越道 上越高田IC
北陸道 名立谷浜IC~北陸道 上越IC
北陸道 名立谷浜IC~上信越道 上越高田IC

また鉄道では、地震の影響で線路の道床が陥没し復旧工事が行われていたJR越後線は、越後赤塚駅~関屋駅間で6日(土)午後1時頃から順次、上下線の運転が再開される予定です。
大糸線は南小谷駅~糸魚川駅の間で5日は終日運休となっていますが、6日午後以降で運転再開の見込です。

路線バスは頚城自動車の名立線、能生線で運休が続いています。

病院でも被害が出ています。
県内では新潟市の県立がんセンターや信楽園病院など6病院で断水などの被害が確認されています。このほか高齢者施設や児童施設などでも物的被害が確認されています。

新潟市西区では地震により、水道管から多数の漏水が発生し一部の住戸では応急対応が続いていますが、新たな漏水箇所が極めて多く判明したことから、復旧完了の見込みが立っていません。
5日午後1時までに500件を超える漏水の連絡があり、正午時点では341戸で応急対応が行われているということです。
佐渡市でも新たな漏水が確認され工事が続いています。5日中に完了の見込ということです。

新潟市は5日も西区の4か所に給水所を開設していて、復旧完了まで給水を続けるということです。

このほか、デンカビッグスワンスタジアムや、県立万代島美術館などの文化施設などでも施設の一部で被害が確認されています。
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