元日に発生した地震による被害状況、交通機関への影響を確認します。

新潟県のまとめによりますと県内では8つの市であわせて34人がケガ、このうち3人が重傷で、新たに見附市の80代の女性がふすまの下敷きになり右手首に亀裂が入り重傷、上越市の80代女性が避難中に自宅内で転倒し尾てい骨を折る重傷です。

続いて、住宅の被害です。

新潟市で全壊1棟を含む146棟、糸魚川市で半壊3棟を含む197棟、上越市で103棟などで県内全体であわせて524棟に被害が確認されています。

また、新潟市は今後の余震や雨で土砂災害のおそれがあるとして西区大野の一部、西区寺尾上2丁目の一部、西区寺尾の一部、あわせて20世帯に避難指示を出しています。

新潟市西区では、4日正午現在、176戸で断水や濁った水が出る被害が発生しているということです。

このため、新潟市水道局は復旧が完了するまでの間、西区役所、坂井輪中学校、坂井輪小学校、立仏小学校の4か所に臨時の給水所を設置しています。

また、佐渡市でも45戸で断水が発生しています。

復旧のめどは立っておらず、佐渡市は畑野地区にある松ヶ崎連絡所で飲料水の配布やトイレの開放を行っているということです。

交通の情報です。

JR東日本によると地震の影響による復旧作業のため越後線の越後赤塚駅から関屋駅の上下線で終日運転を見合わせています。

1月6日、昼頃からの再開を目指すということです。

また、北陸地方整備局によると国道8号は茶屋ヶ原駐車帯から名立谷浜IC入口交差点までの上下線で土砂崩れのため通行止めとなっています。

4日午後6時現在で復旧の見込みは立っていません。