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【地震から23日目】新潟市で新たな被害も 元日の亀裂が日に日に開く 「り災証明書」は24日交付へ 《新潟》

2024年1月23日 20:48
【地震から23日目】新潟市で新たな被害も 元日の亀裂が日に日に開く 「り災証明書」は24日交付へ 《新潟》

元日の地震から3週間が経ちましたが今も被害が広がっている所があります。現地を取材すると複雑な思いを抱えながらもようやく前を向いていこうとする人もいました。

新潟市西区坂井を歩いていると…

(リポート)
「ここまた今液状化したかのように濡れた砂が広がっていますね」

地下の水道の配管が今になって外れて水があふれたということです。

〈設備業者〉
「元日もこうなって一回直した。きのうの夜か、きょうの朝また(水漏れ)なっちゃった」

今回の被害は元日の地震で直した配管とは別の場所でした。

西区寺尾にあるホテル寺尾を訪ねてみると…

〈ホテル寺尾 勝島テル子さん〉
「だんだんこういう所が空いてきてる。これね、みんなくっついてたんだけど(隙間が)空いてきてるから動いてるんですよ。手を入れられるぐらい空いちゃいましたからね」

元日の地震で空いた隙間が日に日に開いてきていると言います。

地震の影響はまだ続いていると話しますが修復や建て直しを検討し、経営は続けようと決断しました。

〈勝島猛さん〉
「ため息ばっかりついてると言ったが、いまはため息でなくて、もう動き出そうということで話は決まったわけで、見積り次第とは言いながらも前向きになってやっていこうと。お互いに残りの時間をかけて」

〈勝島テル子さん〉
「やるしかないですよね」

こうしたなか、新潟市は24日から地震に関するり災証明書の交付を始めます。

交付はすべて「窓口」で行います。

交付を受けられるのは被害の調査が終了した人に郵送される「調査済証」を持参した人です。

窓口は西区に3か所、中央区と江南区にそれぞれ1か所開設され、1部をのぞいてあすから3月31日まで土日祝日を含む午前9時から午後6時までとなっています。

新潟市ではこれまでり災証明書の申請が1万2件あり、調査済みは5773件となっています。

市は1月中に調査を完了させたいとしています。

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