東大に最も合格者を輩出した高校は? 国公立大学現役合格率は「26.5%」で過去最高 大分
この春、大分県内の県立高校を卒業し、国公立大学に現役で合格した生徒の割合が過去最高を更新しました。
これは11日に開かれた県教育委員会の会議で報告されたものです。
県教委によりますと、この春、県内の県立高校を卒業した6465人のうち、国公立大学に現役で合格したのは1712人でした。
合格率は26.5%で、2024年より1.4ポイント上昇。
記録が残る1989年以降で最も高くなっています。
県教委は「知識の習得を目指す授業に加え、 生徒が主体的に学ぶ取り組みを積極的に推進したことが要因ではないか」と話しています。
合格者の人数を大学別に詳しく見ていきます。
こちらは現役合格以外の人の数も含まれています。
県教委が「難関大学」と位置付ける国公立大学のうち、東京大学に合格したのは14人、京都大学が9人、大阪大学が27人となっています。
また、九州大学は125人で100人を超えは7年連続だということです。
このうち、東京大学の合格者数について、高校別の人数を調べてみました。
大分上野丘から10人、大分豊府から2人、竹田と高田からはそれぞれ1人となっています。
大学などへの進学にあわせ、県外に行く学生も多くいますが、卒業後に県内に戻ってきてもらう取り組みも重要となります。
県によりますと、県外の進学先として最も多いのが福岡県ですが、福岡の大学や短大に進学した県内出身者のうち、去年3月の卒業後、県内企業に就職した人は3割ほどだということです。
県は、Uターン就職を後押ししようと福岡に「dot.」という施設を設け、県内企業の情報を発信するなどの取り組みを続けています。