大分県内では降り続く雨の影響で、日田市では道路が冠水し住宅の中にまで水が流れ込む被害が出ています。
また、このあとも1日夜遅くにかけて局地的に雷を伴った激しい雨の降る恐れがあり、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

大気の状態が非常に不安定になっていて、レーダーによる解析では日田市、中津市、玖珠町付近では1日正午までの24時間の雨の量が、200ミリを超えています。

この雨の影響で日田市では道路が冠水し、住宅の中にまで水が入ってきて、道路が通行止めとなっている場所も発生しています。
また、市内のトンネルには土砂が流れ込み、重機を使って土砂を取り除く作業も行われました。

中津市の山国川上流部には一時、氾濫危険情報が出されました。
現在は水位が下がって、氾濫注意情報に切り替わっています。

また、現在、日田市、中津市、玖珠町に土砂災害警戒情報が出されています。
避難の情報も出されていて、中津市と日田市の一部地域、玖珠町の全域あわせて2万8400世帯6万1717人に避難指示が出されています。

2日午後6時までに予想される24時間の雨の量は、西部で80ミリ、北部で60ミリなどとなっています。

一方、この雨の影響で交通にも影響が出ています。
ソニックなどの特急が運休となっているほか久大本線、豊肥本線の一部区間で運転見合わせが発生しています。

また、高速道路では大分道の玖珠と福岡の朝倉の間の上下線が通行止めになっています。