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「ツキノワグマ出没警報」で緊急点検 上伊那地域クマの目撃件数が平年の「2.11倍」注意呼び掛け 

2024年9月17日 21:06
「ツキノワグマ出没警報」で緊急点検 上伊那地域クマの目撃件数が平年の「2.11倍」注意呼び掛け 

現在、県内5つの地域に出されている「ツキノワグマ出没警報」。

そのうちの一つ、上伊那地域の辰野町でクマの目撃や農業被害が多発している地区を対象に17日、緊急点検が行われました。

17日午後、辰野町で行われた緊急点検。

上伊那地域では今年、里でのクマの目撃件数が平年の「2.11倍」で警報の基準に達していることから先週「ツキノワグマ出没警報」が出されました。

「この畑が一番最初にやられたの黒いマルチかけたところにとうもろこしがあって、ここが最初にやられて」

上伊那地域振興局は地元の猟友会や専門家たちとクマが目撃された場所やトウモロコシが食べられる被害があった畑を見て回りました。

畑にはクマの足跡も残されていました。

上伊那地域振興局 林務課清水斉係長
「これだけ自然が豊かなところなので、決して山間の一部の地域であることではなくて山が近ければどこでもありえる話ということを踏まえて日頃の生活を注意して」

県は改めて、クマよけの鈴やラジオなど音の出る物を携帯して、人の存在を知らせることや複数人で行動するよう呼び掛けています。

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