創業から46年、地元で愛されてきた飯田市の老舗洋菓子店が閉店し、その歴史に幕を閉じました。

１８日、営業最終日を迎えた飯田市の洋菓子店「トップ」には、開店前から約100人が列を作りました。

開店を待つ飯田市民は
「母親が学生の頃からあって、きのう話していたら最後に食べたいなと言ったので」

1978年に創業した「トップ」。物価高やオーナーであるパティシエの体調不良などにより閉店を決めていました。しかし、閉店を前にオーナーが亡くなり、ここまで、残された家族やスタッフが営業を続けていました。

オーナーの娘・西林桃子さん
「寂しい気分もありますし、ありがたいなという感謝の気持ちでいっぱいですね」

閉店の午後6時にはスタッフと客が別れを告げ、飯田で愛され続けた老舗洋菓子店は、その歴史に幕を閉じました。