新鮮さのヒミツは新幹線!北信濃の旬の味を東京駅に届ける【長野】
北信濃が誇るフルーツや野菜などが東京駅に並びました。
今が旬なだけでなく、しっかりと“新鮮さ”も保った、その方法とは。
客 「固くない方は?」
農家「固くない方はここ2つ、甘くてサクサクですね、で両方蜜が入りやすい。」
東京駅のど真ん中で展開された、その名も、「旅する北信濃マルシェ」です。北信地方8つの市町村で獲れたリンゴやブドウなどが並びます。
りんご園湯本(山ノ内町)湯本将平 代表
「獲ってすぐ皆さんに提供できるので、新鮮なまま渡せて大変いいのかなと思います」
新鮮なまま、お昼時のにぎわいに合わせて首都圏の客に届けられるそのワケは…。
さかのぼること5時間前。長野市にある北陸新幹線の車両センターで、140箱を積み終わり…。3時間前には東京駅に続々と到着。新幹線のスピードを物流に生かしました。
JR東日本長野支社 長野統括センター夏目学副長
「これから輸送ですとか、そういった問題にですね、1つの投げかけと言いますか、可能性もあるサービスだと思いますので。時間通りに長野で積み込んだ食材を東京に持ってこられるのが1つの魅力だと思います」
横浜からの客は
「とれたての(食材)を新幹線で運んでくるって初めて見たので、ぜひと思って。今までスーパーでしか買ったことなかったので、味の違いも楽しみたいです」
マルシェのベースとなっているのは、自治体とJR東日本が連携する「旅する北信濃」というサービス。これは移動と観光を便利にする「MaaS」という考え方に沿ったものです。
JR東日本長野支社 長野統括センター夏目学副長
「北信濃エリアが台風19号の災害から5年たちまして、復興ということもございまして。産地によってリンゴの味も違いますので、そこで産地のファンになっていただいて、ぜひ来ていただければと思います」
旬を届けて、人を呼び込む。観光の起爆剤になるのか、期待が寄せられています。