関昇一郎 副知事
「先ほどツキノワグマ出没警報への引き上げを県下5地域で決定させていただきました」

クマによる人身被害が相次いでいることを受け、先ほど、県の会議で、初めて出されることが決まった「ツキノワグマ出没警報」。

対象となったのは、赤い部分の佐久地域、上伊那地域、木曽地域、それに北アルプス地域、北信地域の5つの地域です。警報が出される期間は10月14日までとなっています。

県は県内全域に「ツキノワグマ出没注意報」が発出していましたが先週、県内では3人がクマに襲われました。今年4月から今月5日までの間に過去最高となる10件11人の人身被害が起き、警報の発出が検討されていました。

上伊那と北信、北アルプス地域は「人里での目撃件数が今年度平年の1.99倍」と基準の2倍以上にほぼ達しています。

佐久地域と木曽地域では平年より出没が多く、6月以降、連続で前の月の出没件数を上回っていてさらなる警戒が必要とされていました。

県は各市町村と連携し広域的なパトロールを行うほか、クマ対策員など専門家の積極的な派遣などを予定しています。