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“ご当地グルメ”山賊焼で暑さを吹き飛ばそう「塩尻山賊焼サミット2024」開幕 元祖山賊焼の店主に聞くなぜ「山賊焼」って言うの?

2024年8月1日 20:19
“ご当地グルメ”山賊焼で暑さを吹き飛ばそう「塩尻山賊焼サミット2024」開幕  元祖山賊焼の店主に聞くなぜ「山賊焼」って言うの?

この暑さを地元発祥の料理で吹き飛ばします。塩尻市では“ご当地グルメ”を盛り上げるイベントが1日から始まりました。報告:飯島榛菜記者

塩尻市や松本市などのご当地グルメ、山賊焼です。

JR塩尻駅前広場です。1日から「塩尻山賊焼サミット2024」が始まりました。会場では、山賊焼のほか、ビールやワインなども販売されています。塩尻市では2012年から行われている恒例のイベントで、例年、4日間でおよそ3000人が訪れます。

途中、新型コロナでの休止を経て今年は10回目の開催となりますが、今回は名前を「山賊焼きサミット」と変えてパワーアップしています。「山賊焼」を食べて暑さを吹き飛ばそうというのがこのイベントの狙いです。

山賊焼はニンニクを効かせたタレに漬け込んだ鶏肉に片栗粉をまぶして豪快に揚げた料理です。

ところで、なぜ「山賊焼き」という名前なのか知っていますか?

諸説ありますが、例えば松本では「鶏を揚げる」ということから「鶏、揚げる」、「取り上げる」という語呂合わせから山賊焼という名前になったとも言われています。

ただ、ここ塩尻市にある山賊焼の元祖の店「元祖山賊」に聞くとあるルーツが明らかになりました。ということで、元祖山賊の三代目で、このイベントの実行委員長、高見直孝さんにお越しいただきました。

写真に写っているのが元祖山賊焼の初代店主で高見さんの祖父、安治郎さんです。親戚の子が、当時ヒゲを生やしていた祖父の顔を見て「山賊っぽいね」と言ったそうです。

それを聞いた、高見さんの祖母、せつ江さんが、こう言いました。「じゃあ山賊焼にするか」。祖母のこの一言で名前が決まったというんです。高見さん、今やご当地グルメとしてこの地域に欠かせないものになっています。

塩尻山賊焼サミットは4日、日曜日まで行われます。平日は午後4時から土日は午前11時からでいずれも夜9時まで行われています。

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