適正なガソリン価格検討委員会の初会合 レギュラーガソリン「192円」依然全国3番目の高値 過疎地のスタンドの存続は… 国への提言を目指す
県内の適正なガソリン価格や中山間地のガソリンスタンドの存続を考える初めての検討会が27日、県庁で開かれました。県は今後も検討を重ね国への提言を目指します。
ガソリン価格を抑えることや中山間地のガソリンスタンドの存続について話し合われた27日の検討会。
国や県、そして過疎地の村のトップなどおよそ20人が参加しましたが価格調整をしたカルテルの疑いが持たれている「県石油商業組合」はメンバーから外れています。
県内のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均小売価格は今月24日時点で「192円」と全国3番目の高値となっています。
隣接する県と比較すると愛知県より「12.9円」高くなっています。
27日の検討会では県内のガソリン価格が高い要因として
・輸送コストがかかること。
・1つのガソリンスタンドの販売量が少ないこと。
・こうしたことで価格競争が起きにくいことなどが挙げられました。
県は事業者の経営負担を軽くすることで、価格の安定と過疎地のスタンドの存続を図っていきたい考えです。
阿部守一 知事
「規制緩和も含めてどんな取り組みが求められるのかということはわれわれからも問題提起していかなければいけない」
県は今後も検討を重ね、国への提言を目指します。