×

【台風5号被害】2年連続「観測史上最大」の雨 久慈・下戸鎖地区 台風通過から一夜明けた現地は

2024年8月13日 19:40
【台風5号被害】2年連続「観測史上最大」の雨 久慈・下戸鎖地区 台風通過から一夜明けた現地は

 一方こちらは、岩手県内で雨が最も多く降った久慈市・下戸鎖地区。久慈市中心部から、長内川に沿っておよそ17キロ上流にあるこの地区に行ってみると・・・。一夜明けた13日も、増水した川からは水煙が上がっていました。

 この目の前で商店を営む男性は。

 山松商店・山館陽一さん
「今回はある程度の時間で同じような量が降ってきたから」「あそこの公民館のとこに上がるぎりぎりまで来てましたからね、もう今は半分に収まりました」

 下戸鎖で、12日午後4時50分までに観測した48時間雨量は481.5ミリで観測史上最大。8月1か月間の2.6倍の雨が2日で降ったことになります。

 郵便局にも、雨の多さを伺わせるものがありました。

 山根郵便局 石宇靖局長
「この裏が旧山根小学校になるんですけども、そちらの校庭から来た水が後ろの壁からザーザーともれてきている形になってまして」「普段の雨ではこんなことにならない」

 下戸鎖地区では、幸い人や建物の被害はありませんでしたが、実は2023年の8月も、48時間雨量が当時の観測史上最大を記録していて、住民は警戒を強めています。

    テレビ岩手のニュース