【訓練】災害時の避難所開設 住民が力合わせて実施 岩手県久慈市
住民とともに防災力を高める取り組みです。
岩手県久慈市で災害が発生した際、町内会などに協力してもらい、避難所を開設する訓練が20日、行われました。
電話
「避難所開設サポーターの出動をお願いします」
訓練を行ったのは小久慈市民センターで、はじめに職員が周辺4つの町内会に「避難所開設サポーター」の出動を要請。
集まった住民およそ30人が和室や研修室、体育室にブルーシートなどを敷いたり、簡易テントを組み立てたりしました。
小久慈地区では、去年8月の台風5号で県内初の「緊急安全確保」が発令された際もサポーターが避難所で活躍。
市の職員不足を補おうと、2020年に地区で始めた制度で、今回が2回目の訓練となります。
参加者
「非常にいい経験。貴重な訓練だった」
「(今後に)生かせると思った。やってよかった」
久慈市防災危機管理課 大粒来 輝行 防災対策官
「市職員も被災したり、避難所にたどり着けないことが、東日本大震災、能登半島地震でもあった。大きな災害だと共助が必要」
力仕事も多いため、今後は小中学生も交えるなど、地域がより協力して対応できるようにしたいとしていました。