「ひつじのショーン展」岩手初開催 英国の製作会社も視察 岩手・盛岡市
国内で放送15周年を迎えた人気アニメ「ひつじのショーン」の展示会が、岩手県盛岡市で開催中です。
制作の裏側を知ることができる、岩手では初めての展示会で、「ショーン」の母国・イギリスの制作会社も視察に訪れました。
「ひつじのショーン」は、いたずら好きの羊「ショーン」が主人公のアニメコメディです。
日本でのアニメ放送15周年を記念した「ひつじのショーン展」は、盛岡で開催中で、アニメ制作に使われたセットなど、およそ290点が展示されています。
「ひつじのショーン」は、粘土で作ったキャラクターのフィギュアを、少しずつ動かして連続撮影し、パラパラ漫画のように見せる「クレイアニメ」です。
衣装や体の部位など、細かい所まで全て手作りで、動画を20秒分作るのに1週間もかかるそうです。
フィギュアを作る前に、絵コンテを描いて、キャラクターの表情や場面を分かりやすく伝える工夫も必要で、入念な準備をして制作されています。
この展示会を先日、イギリスにある「ひつじのショーン」の制作会社「アードマン・アニメーションズ」の担当者が視察し、展示物や会場の様子をじっくり見てまわっていました。
アードマン・アニメーションズ ナイヨ・ハーディングヒルさん
「個人的に特に気に入った会場でした。天井がすごく高くて広い感じがするし、背景の色合いとレイアウトも素晴らしくて、展示会としてのハイライトだと思います。」「ショーンを見て育った方もこれから見ていただく方も楽しめる展示会だと思います」
「ひつじのショーン展」は、8月18日まで盛岡市民文化ホールで開かれていて、ぬいぐるみや文房具なども販売しています。