コメ→レジ袋 岩手県矢巾町で県内で初めて販売
岩手県産のコメのうち食用にできないものを利用して作られた環境にやさしいレジ袋が県内で初めて矢巾町で販売されます。矢巾町では町指定のごみ袋としても活用する予定です。
矢巾町は25日、再利用可能なプラスチックの製造を手掛ける「バイオマスレジン北日本」が製造した、岩手県産米を原料とするレジ袋を町内の店で販売し、町内指定のごみ袋としても利用できるようにすると発表しました。これは県内で初めての取り組みです。
このレジ袋の原料となるのは、食用にできず処分されてしまう米や資源用に作られた米で、レジ袋を作るのに使われる石油系プラスチックの量を10%削減できるということです。
矢巾町は2022年に脱炭素社会を目指すゼロカーボンシティを宣言していて、2010年には、プラスチックを削減するためごみ捨ての際には指定のごみ袋を使用するなどの取り組みをしてきました。
このレジ袋をごみ袋として利用できるようにしたことで、レジ袋がプラごみとして捨てられるのを防ぐこともできます。
矢巾町 高橋昌造町長
「ごみの減量化・資源化は最優先課題であるのでそういう(レジ袋)小さなことから積み重ねていきたい」
このレジ袋兼ごみ袋は来月中旬以降、町内のショッピングモールアルコ食品館とスーパーアークス矢巾店で販売され、今後販売店を増やしていくということです。