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【岩手県庁舎】「一部建て替え」素案 県議会に説明【盛岡市新庁舎】県庁舎南側エリア活用を検討

2024年12月5日 18:26
【岩手県庁舎】「一部建て替え」素案 県議会に説明【盛岡市新庁舎】県庁舎南側エリア活用を検討

 老朽化が進む岩手県庁の庁舎について、「一部建て替え」を軸に検討するとする「素案」がまとまり、5日の県議会総務委員会で議員から財源などについて意見が出ました。
 また、盛岡市役所の新しい庁舎整備について、県庁南側のエリアの活用を検討していることが分かりました。

県側の説明
「全都道府県の中で、実は岩手県庁舎のみです。数値上、耐震基準を満たしていないのは」「一部建替」の案を軸に早期に(耐震化が)実現されるよう検討する」

 1965年に完成した県庁の庁舎は、来年4月で築60年になります。議会棟は、大きな地震で議場の天井が落下する危険性などが指摘され、去年11月から有識者が建て替えと改修について検討を進めています。

 今回、示されたのは、議会棟を解体して新しい庁舎を建設。現在の知事局棟は免震化する、「一部建て替え」を軸にした素案です。

 5日の県議会総務委員会では、県が素案について説明し、議員から「財源についてしっかり対応すべき」、「将来的な庁舎の多面的な活用を検討すべき」といった意見が出ていました。

 このほか、新しい市役所の整備を計画している盛岡市では、内丸地区の再整備に向けて県が所有する内丸緑地、県議会会館、内丸駐車場がある県庁南側のエリアの3か所の活用を検討しており、市から県に要請があったということです。

 県は、庁舎のあり方に関する最終報告書を来年3月にまとめる予定で、再来年度までに基本計画を策定し、2030年ごろの建て替え、改修工事の着工を目指しています。

最終更新日:2024年12月5日 18:26
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