岩手県奥州市のブランドリンゴ「江刺りんご」の主力品種「サンふじ」の初競りが12日朝、行われました。

　最高ランクの「特選」には1箱28玉入りで100万円の値が付きました。

　12日は10キロ入りの「サンふじ」およそ270箱が競りにかけられ、1箱28玉入りの最高ランク「特選」は去年と同じ100万円の値がつきました。

　「特選」は全収穫量の1パーセント未満という選りすぐりのリンゴで、見た目、糖度、蜜の入りすべて最上位だということです。

　8年連続で特選を競り落とした仲卸業者
「全国からも認められているリンゴというのが魅力だと思う」

　去年は霜被害でサンふじの収穫に大きな影響が出ました。

　ことしも夏から秋にかけて高温が続いたことから蜜の入りが遅れましたが、色づきは良く、甘さと酸味のバランスは良いということです。

今シーズン、「サンふじ」は去年の1.5倍の10キロ入り8万5000箱を出荷する予定です。