有効期限切れの新型コロナワクチンを70人以上に接種 8市町の医療機関で 岩手
岩手県は6日、盛岡市など8つの市と町の医療機関が、有効期限の過ぎた新型コロナワクチンを70人以上に接種していたことを明らかにしました。健康被害は報告されていません。
1月27日から2月1日まで盛岡市や久慈市など8つの市と町、21の医療機関で、合わせて73人が接種したファイザー製の新型コロナワクチンは、1月26日に有効期限が切れたものでした。箱にも、薬液を装填した注射器にも有効期限が書いてありますが、それぞれの医療機関で確認しなかったということです。
1月30日、盛岡市で有効期限切れワクチンの接種が相次いで報告されたため、県が全ての市町村に問い合わせて明らかになりました。接種を受けたのは、ほとんどが65歳以上の高齢者で、これまでに健康被害の報告は無いということです。
岩手県医療政策室・吉田陽悦室長
「医療機関で接種する前に有効期限を確認していただくことを徹底していただくとともに、卸業者の方にもですねこれについては有効期限が近いものになりますよというふうなところの注意喚起っていう部分もお願いしたい」